・・・【営業担当者】・・・
通常、【不動産会社】にお問い合せをされると、【不動産会社】の営業担当者から連絡がきます。
実は、その【担当】なるものは、お客様の希望エリアや、戸建かマンションか?
あるいは購入か売却か?というようなお客様側の要望事や専門性で決定してはおりません。
通常、単なる会社内の順番で【担当】が決まります。
若手、年配、新人、ベテランを問わず、会社内の便宜上の都合で【担当】が決まっているのです。
会社側は、スタッフに営業歩合を稼いで貰う機会を均等に与えるため、
より公平になるよう順番でお客様に【担当】を付けます。
また、営業スタッフの競争意識を高めるため、各社ローカルルールも存在します。
いちばん先に問合せ電話を取ったから。休日出勤したから。
その営業スタッフが撮影した物件の問合せだから。
このような理由で【お客様担当】になります。これもやはり会社都合です。
営業スタッフは、ご条件を伺い、提供する物件情報を、
会社の物件棚や不動産専門サイトから検索します。
一連の作業なので人によって特段に差はありません。
お客様からご条件を伺えば、物件は誰でも一様に提供できます。
しかし、問題は、そのスキル。感性やコミュニケーション能力です。
運が良ければ、素晴らしい人間性と不動産スキルを持ち併せたスタッフが【担当者】になり、
運が悪ければ1か月前まで、異業種に従事していた新人が【担当者】になります。
問い合わせのタイミングが良ければ、お客様にとっては感じの良い【担当者】が付き、
タイミングが悪ければ理解力の乏しい感じの悪い【担当者】。
とうぜん人には、相性もあります。
そして、たとえ相性が合わなくても、会社を変えない限りは、けっして【担当者】は変わりません。
社内に特筆すべき能力のある【担当者】が他に居たとしても。
お客様のお家探しの鍵を握るのは、【不動産会社】ではなく、その【営業担当者】なのです。
誰にあたるのか?どんな人柄なのか?がとても肝になります。